つくる とどける

1月29日カライモブックスさんで開催された
カライモ学校つくる とどけるにcodemariゆうさんと一緒に参加しました。




毎週お野菜を届けてくれている一郎君のお話を聞けるとあって、
とっても楽しみにしていたこの日。
行くねーって言えばいいものを、一郎君をびっくりさせよう計画のもと
毎週会うたび言いたくなるのを一生懸命我慢していた二人
来るだろうなって予想されていた私はびっくりしてもらえなかったけど、
ゆうさんはサプライズ成功してました。


毎週お届けに来てくれるたび、いろんなことをお話していたけれど
聞けていなかった大切なことをいっぱいお話してくれた。
とてもいい会でした。
その中から、勉強になったこと、私の心に残ったことをいくつか書きとめておきたいと思います。






一郎君の師匠である尾崎 零さんの著書「自立農力」

一郎君は、尾崎さんのもとで1年間研修されたそうです。
尾崎さんは、「規模縮小農業」という考えのもと、3反半の畑で農業をされています。
JAに就農したいと行くと、大規模に。や資金は1000万必要ですなど言われるそうで
若い人など新規で就農したいと希望してもなかなか難しいのですが、
この、規模縮小農業の利点は、少ない面積でやっていけるため、始めやすい。
研修は、給料や住む場所の提供はしない代わりに、
学びたいだけ学ぶというスタイルで、週に何日来るかなどは個人に任せるという
「自立」した学び方をとっています。

一郎君がしている「作って届ける」というスタイルの仕事も、
流通に頼らずに「自立」するという考えのもと行っていると話していました。

肥料は近くの養鶏場の鶏糞を購入し、発酵させて使用しているそうです。
鶏糞は1年目からあり程度の収穫を見込め、即効性がある肥料だそうです。
ここでも師匠の地域で利用できるものは、利用し、
地域全体でよくなっていく、という師匠の考えが生かされていました。
この、養鶏場は、平飼いで国産の抗生物質不使用の飼料を使っています。
北海道産だったものを、原発事故以降はできるだけ南のものを使用するようにしているそうです。



また、畑の楽しみは?の質問には、
雑草の成長ですと。
週替わりと言うか、今週はこの雑草が、今度はこの雑草がと成長する時期が様々で
虫達もそうで、そういう命を間近で見られることだと話す一郎君の顔がいきいきしていました。



遺伝子組み換えについてどう思いますかの質問には、
「命のあり方」としてどうなのか、


TPPについては
日本の農業を守る=大規模農業、JAを守るということ。
JAなどのシステムがかわるというメリットはあるかもしれないが、
輸入食品などがたくさん入ってきて食の安全が脅かされるのではないか





話を聞いて、規模縮小農業は生活においても言えるのかなって思いました。
私の身の丈に合った生活をする。
そして、顔の知り合った人達や地域で物のやり取りをする。
地域で、いろんなものを循環させる。そういう生活が、これから、大切になってくるんじゃないかなって思いました。


放射能汚染の問題も、遺伝子組み換え、TPPと食の安全にまつわる問題がいっぱい
もう、知らなかったでは済ますことはできなくて、
どれも、1人1人が向き合って考えなければならないんだと思います。
私には、わかんないしって言葉ですましてしまうと、何もはじまりません。
知ろうとすること
本やインターネットだけではなくて、
このような会に参加したり、生産者や友達・家族と話をすること
そういうことを、積み重ねながら、私なりの考え・意見を持てるようになりたいと思いました。


最後に、パンとカレーと漫画が大好きな一郎君が
一番饒舌に熱く語っていた大好きなマンガ5つをご紹介
鈴木先生
ぼくらの
蒼天航路
エアマスター


カライモブックスさんのブログ
http://karaimo.exblog.jp/


今週届いた一郎君の野菜の一部

みずみずしくて、エネルギーに満ち溢れてる